「3.11天皇出席の震災追悼式典―全国一斉黙祷反対!集会・デモ」のブログ

3月11日の「政府式典と全国一斉黙祷」に反対するデモ・集会を行う「3.11行動実行委員会」のブログです。過去の行動報告、今後の行動案内、式典批判の論文・情報をお伝えします。

原発事故は終わっていない!再稼働反対、責任隠蔽の「皇族出席の追悼式 典」・一斉黙祷反対!「 3・11行動」に参加・賛同を!

原発事故は終わっていない!再稼働反対、責任隠蔽の「皇族出席の追悼式
典」・一斉黙祷反対!「 3・11行動」に参加・賛同を!

 

 今年も3月11日に、原発事故は終わっていない!再稼働反対、責任隠蔽の「皇族出席の追悼式典」・一斉黙祷反対!の行動(集会・デモ)を呼びかけます。

東電福島第一原発事故から7年目。安倍政権は今年も3月11日「東日本大震災七周年追悼式」を行います。「国歌斉唱」に始まる「追悼式典」の中心は、午後2時46分に天皇・皇族とともに行う一斉黙祷です。官公庁や学校、企業などへ「弔旗掲揚、一斉黙祷」の指示がだされ、「防災訓練」を口実に、鉄道各社がこの時刻にあわせて電車を止めて乗客に黙祷を強制します。「追悼式典」のねらいは、原発事故被害の責任を地震・自然災害に切り縮め、原発を推進してきた政府、電力独占資本の加害責任を隠ぺいし、原発事故を「国難」として「国民」に立ち向かわせることにあります。そのために天皇・皇族は出席するのです。

原発事故は明白な国家犯罪です。政府が行うべきは国家・責任企業による謝罪と完全な賠償、事故収束―全原発・関連施設の閉鎖です。しかし、安倍政権の原発推進機関・「原子力規制委員会」は、東電の柏崎刈羽原発を含め14基に新規制基準の合格を出し、原発再稼働に邁進すると共に成長戦略として原発輸出(英国/日立製作所)を政府・独占企業一体に進めています。そして核燃料サイクルの中核・高速増殖炉もんじゅ」の廃炉を決定しても核燃料サイクルは維持し、核兵器開発のためのプルトニウムをため込んでいるのです。

原発事故被害は止むことはありません。通常は100万人に一人の割合でしか発生しない子どもの甲状腺ガンは、疑いを含めて193人(160人が手術/福島県民調査報告/2017年12月)に及び、廃炉・収束・除染など労働被ばくによる健康被害も明らかになっています。しかし御用学者や国際機関を動員して、初期被ばくとその後も続く内部被曝による健康被害の全貌の隠蔽と因果関係の否定に全力を注いでいます。

安倍政権は、次々に「居住制限区域」及び「避難指示解除準備区域」を解除し、帰還を促しました。「自主」避難者への住宅支援も打ち切り、さらなる住民・労働者への被ばくを強要し、被害者、被害地切り捨てを進めています。

今年6月10日、三大天皇制行事の一つ「第69回全国植樹祭ふくしま2018 育てよう 希望の森 いのちの森」が行われます。式典会場は東日本大震災津波で甚大な被害を受け、一部帰宅困難地域を含む原発事故による放射線被害地域でもある南相馬市原町で行われます。「全国植樹祭」は、環境破壊の元凶である政府・独占企業の責任を隠ぺいし、2020年「復興」オリンピックへ向けた震災と原発被害からの「復興」を演出する行事です。

一昨年8月の天皇による「生前退位」意向表明以後、安倍政権は2019年アキヒト退位、ナルヒト新天皇即位に向けて準備を進めています。天皇アキヒトの意思・天皇制翼賛国会のもと、上皇天皇皇嗣体制、悠仁までの男系男子による皇位継承天皇制の永続化を進めています。

 安倍政権は、朝鮮民主主義人民共和国や中国に対する戦争挑発を行いながら、憲法改悪の重大な攻撃をかけています。このような重大な時にこそ、私たちは「原発事故の責任追及!天皇・皇族出席の追悼式典反対!一斉黙祷反対!」を掲げてともに闘いましょう。「3・11行動実行委員会」への参加・賛同をよろしくお願い致します。

呼びかけ:反戦反天皇制労働者ネットワーク

「3・11 行動実行委員会」

      連絡先:tel/fax 03(3446)9058 http://hantenhangenpatsu.hatenablog.com

                 mail:han3_11@yahoo.co.jp

2018年3・11行動を以下の内容で予定しています。

*デモ

13:30日比谷公園霞門集合 集会

14:20 デモ出発

  経産省・電力会社抗議、東電申し入れなど

   (予定/約50分)

 

*集会

場所:中央区京橋区民館

18時開始 

講演

廃炉・除染労働の現場から」 元原発労働者(福島から)